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コラム: 田楠治の「日々税々」税金こぼれ話
 




6.笛が鳴ると賞金を獲得?

今年も所得税の確定申告の季節がやってきました。アメリカでは原則として所得のある人全員が申告しなくてはならない(所得が申告基準に満たない人は不要ですが。)ので毎年のこととは言いながらその準備や資料の整理、情報収集に時間が取られて大変ですよね。日頃から申告に備える心がけが大切ですが、言うは易し、行なうは難しです。

納税は国民の義務とは言え、やはり納める金額は出来るだけ少なくしたいという思いは洋の東西を問わず万国共通のようです。いつも節税を考えている人も多いのではないでしょうか。法に則った節税は何も問題ありませんが、脱税はいけませんね。


アメリカでの報道はそれほど多いような気がしませんが、日本では年間を通して脱税のニュースが新聞紙面を賑わしているように思います。その内容はまた別の機会に譲るとして、みなさんはIRSの機関にWhistlebrower Office と言うのがあるのをご存知でしょうか。

日本語に直訳すると「口笛を吹く事務所」になりますが、一体どういう組織でしょうか。実はこれは簡単に言うと脱税の密告を処理する部署になります。スポーツの試合で反則やルール違反の時に審判がホイッスルを鳴らしますが、さしずめ脱税行為に対するホイッスルを吹くということになるでしょうか。


アメリの税法には誰かの脱税行為を税務当局に報告すると賞金(award)がもらえる制度があります。この報告を調査して脱税行為が見つかるとその報告者に賞金が支払われることになります。脱税は違法行為とは言え、それを見つけた人に賞金を出すとは西部開拓時代のおたずね者に賞金をかけたのがそのまま残っているような制度ですね。日本の脱税も会社の内部告発から発覚することも多いようですが、告発者に賞金が払われたとは聞いたことがありません。これも文化の違いでしょうか。



ちなみにアメリカの制度もただ報告をすれば賞金が貰えるのではなく、①報告者の情報によりIRSが調査を開始するに値するか、②税金の過少申告となっている事案か、そして③過少申告の税金がちゃんと回収できたか、というようなことをクリアして初めて賞金が支払われることになるそうです。 西部開拓時代にはおたずね者の賞金稼ぎのプロが出てくる西部劇映画がありますが、現代にもそういうプロがいるのでしょうか。


(注意)記事は税務上の一般的な説明をしていますので、実際のケースにあたっては専門家の意見を確認して下さい。

記事/田楠 治 (2月9日記)

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